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教員の男女比は小学校と中学校で大きく違う?   [2018-11-05]

教員という仕事の男女比について考えてみたことがあるでしょうか?すでに教員として仕事をされている方であれば男女比は特に気にならないかもしれませんが、今後教員を目指す方としては少し気になるところです。そこで今回は、教員の男女比について触れていきます。

 
2013年の調査結果では…
 
経済協力開発機構が2013年に公表した調査結果によると、日本の中学校教員における女性教員の割合は39.0%と判明しました。
 
この調査は世界34の国と地域を対象に行われたものであり、その中での女性教員の割合は68.1%でした。なお日本の39.0%という割合は調査に参加した国と地域で最も低い割合です。
 
一方、アメリカやフランスといった先進国では女性教員の割合が軒並み60%を超えるという傾向があることも判明しています。
 
なぜ中学校教員には女性の割合が少ないか。その理由のひとつとして考えられるのは「教科担任制」です。教科担任制のため、理数系科目を担当する教員は理系大学を出ていることになります。しかし、女性の場合は理系大学へ進む人が男性に比べて多くありません。これが女性教員の割合を低くしている要因と指摘されています。
 

管理職の女性教員はもっと少ない
 
またこの調査では、日本の女性教員で校長を勤め上げる人の割合が6.0%だということもわかっています。この割合に関しても、同じく参加した国と地域において最低という結果になりました。
 
日本政府としては2020年までに校長や教頭となる女性教員の比率を30%にまで押し上げるという目標を設定していますが、そもそも女性教員の割合が低い以上、この目標達成もあまり現実的ではないといえます。
 

小学校の先生は逆に女性が多い?
 
中学校教員においては男女比は約6:4と男性教員の割合が高いことがわかっていますが、小学校教員だと逆に女性教員の割合が高いのではないかと感じる人が多いようです。
 
これにはいろいろな理由が考えられますが、そのひとつに「母性」を挙げる人もいます。
 
小学校低学年は幼稚園や保育園を卒園したばかりということもあり、母性が備わっているであろう女性教員のほうが子どもたちと馴染みやすいというのです。確かに、自分が小学校低学年だったころを思い返すとすべてのクラスの担任が女性教員だったという方も多いのではないでしょうか。
 
 
まとめ
このように、教員の男女比は小学校や中学校で差が出てくる可能性があるようです。ただこれからの時代、男性の小学校教員が増えるなど、教員の男女比にも変化が生まれてくるかもしれませんね。
 
【参考ページ】
https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2502H_V20C14A6MM8000/
http://careergarden.jp/shougakkoukyoushi/danjyochigai/

 



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