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小学校教員の仕事内容   [2016-03-03]

小学校教員を目指している人にとって、「仕事」と言えばまず何をイメージするでしょう?おそらく、授業や学級経営、生徒指導などではないでしょうか。実際に大学ではこのような内容について勉強していますよね。しかしいざ働き出してみると、思っていた以上の仕事量にびっくりする事も少なくないようです。そこで今回は、小学校教員の授業や学級経営、生徒指導以外の仕事についてご紹介したいと思います。
 
■公務分掌
教員には、大抵どの学校でも1人につき最低1つの公務分掌が割り振られます。公務分掌とは学校を運営していく中で必要となる仕事の割り振りのことで、もちろん学級担任と掛け持ちで担当することになります。
例えば時間割の作成、教科書に関する手続き、特別教室の割り振りや管理、情報機器の管理、教員の研修計画・実行、各学校行事の企画・運営、PTAとのやり取り、学校から発行する書類や手紙の作成、防災訓練の計画・実行など、細かく見ていけば仕事の数は無限にあります。年間を通して忙しい仕事もあれば、ある特定の時期にだけ忙しくなる仕事もあります。小学校教員には授業時間中の空き時間はほとんどありませんから、何とかして時間を見つけてこれらの仕事をこなしているのです。
 
■成績処理
成績処理と言えば、成績表を渡す学期末だけの仕事だと考えている人も多いかもしれませんが、実はそうではありません。なぜなら、小学校の成績表は評価する観点が非常に細かく分かれており、テストだけでの評価は不可能だからです。例えば国語なら、「関心・意欲はどうか」、「文章を読む能力はどうか」、「文章を書く能力はどうか」、「漢字や言葉のきまりが理解できているか」など、さまざまな観点の評価をしなければいけません。「文章を読む能力」はテストで評価できるかもしれませんが、「関心・意欲」や「文章を書く能力」というのは、日頃の授業の様子を見て評価する必要があります。そのため、小学校教員は授業中の様子や日々ノートをチェックする中で、これらの評価を少しずつ進めていかなくてはいけないのです。大変ですが、子どもたちのためにも非常に大切な仕事です。
 
■委員会指導
高学年になると児童は委員会活動が始まり、低学年の学級担任も何らかの委員会を担当することになります。
具体的な仕事は何があるかというと、例えば「飼育委員会」の飼育小屋掃除や「図書委員会」の図書室当番、「給食委員会」の給食室後片付けなど、児童が毎日当番制で仕事を行うような委員会であれば、毎日その指導にあたらなければなりません。また、「体育委員会」は運動会、「放送委員会」は音楽会など、ある行事の期間中に活動が忙しくなる委員会もあります。場合によっては朝の時間や休み時間、場合によっては放課後に活動しています。
このように、委員会指導は教員にとっても忙しい仕事の1つです。また、自分の学級ではない児童の指導をすることになるので、難しさもあります。
 
■まとめ
小学校教員の仕事として、1年目でも必ず担当することになる3つの仕事をピックアップしました。しかし、小学校教員の仕事はこれ以外にもまだまだたくさんあります。もちろんメインは学級指導や授業です。しかし、学校全体の事を考えて動く姿勢も非常に大切です。組織の一員として学校の運営がスムーズにはこぶよう、学級以外の仕事にも精一杯取り組みましょう。
 



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