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非常勤講師は給料が低すぎて大変!?   [2017-06-02]

科目ごとに時間契約によって仕事をする非常勤講師。正規教員とは待遇は違えど、子どもたちから見れば同じ「先生」。しかしながら、そのあまりの給料の低さに大変な思いをしている非常勤講師もいらっしゃいます。その実態やいかに…?
 

副業はOKだけれど…
 
非常勤講師というと、「給料が低い」「収入が不安定そう」というイメージがある方も多いかもしれません。実際のところ、非常勤講師のほとんどが年収200万円以下であるという報告もあります。
 
また中には、手取りが月10万円以下になってしまうケースもあるそうなのです。手取りが10万円以下で一人暮らしをしようと思えば、副業は必須になってきてしまいます。
 
非常勤講師(非正規職員)に関しては、地方公務員法における特別職にあたるため、副業はその人の自由になります。ですがそうは言っても、副業をするのも楽ではありません。スケジュール管理をきちんとやらないと大変なことになりますし、それに副業の内容によっては副業をしても収入が安定しないというケースもあります。
 
 
仕事が取りやめになることも
 
非常勤講師の場合、仕事上の問題点としては「決まった仕事が取りやめになることがめずらしくない」という点も挙げられます。
 
そうなると発生するはずだった給料が発生しなくなってしまうので、生活を維持していくためには副業の時間を増やすといった工夫に迫られます。
 
また、そんな風に仕事が取りやめになることがしょっちゅうという反面、「仕事を断りにくい」という問題も発生しがちです。「断ったらもう仕事を回してくれないかもしれない」という気持ちが働くと、都合が悪いのにも関わらず、無理に仕事を引き受けてしまっても無理はありません。
 
 
人件費削減が主目的になっている
 
本来、非常勤講師は、正規の教員が一時的に仕事を休むことになった場合の代役として必要とされる人材です。しかしその一方で、人件費削減が主目的となり、非常勤講師が使い捨てのように扱われる現状があります。
 
非常勤講師として働く人の中には、「給料は安くても教師の仕事がしたい」という気持ちから、不安定で少ない給料や恵まれない待遇に耐えている人も多くいます。そうした純粋な気持ちにつけこみ、劣悪な労働条件がまかり通っている現状は、やはりどうにかしていかなければならないのではないでしょうか。
 
 
まとめ
ブラック企業撲滅への機運が高まりつつある現代ですから、こうした教育分野における労働面の問題点も次第に解決されていくことを願います。
 
【参考ページ】
https://nikkan-spa.jp/1193554
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C8%F3%BE%EF%B6%D0%B9%D6%BB%D5
http://www.asahi.com/topics/word/%E9%9D%9E%E5%B8%B8%E5%8B%A4%E8%AC%9B%E5%B8%AB.html
 



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