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減少傾向にある2学期制、その理由とは?   [2017-09-14]

13年ほど前から導入が活発化され始めた「2学期制」。ですがここ数年、2学期制から3学期制に戻す学校も増えてきているといいます。その背景には、いったいどのような理由があるのでしょうか。
 

そもそも2学期制導入の目的とは?
 
2学期制導入の目的は、ずばり「授業時間の増加」でした。3学期制を2学期制にすることで始業式・終業式・定期テストの回数が少なくなり、その分を授業時間に充てることができます。
さらに学期末に行われる短縮授業の日数も少なくなるため、より授業時間を確保しやすくなるというわけです。
この他、2学期制にすることで学校によっては秋休みが確保できるというメリットも生まれます。また3学期制よりも通知表などに関する事務仕事が減る分、ゆとりのある授業を展開できるという風にも考えられています。
 
 
なぜ2学期制廃止の流れに?
 
「3学期制よりも授業時間が増やせる」という触れ込みで始まった2学期制ですが、中には「3学期制とあまり変わらない」という結果に終わってしまう学校も出てきました。
また、「通知表をもらう回数が少ないのはちょっと…」「3学期制のほうがメリハリがあっていい」「テストの回数が減った分テストの出題範囲が増え、勉強が大変になる」「テストの回数が減ったことで、集中して勉強をする機会も減ってしまった」といった2学期制に対する不満の声も聞かれるようになりました。
 
 
長期休暇は短縮される傾向に
 
2学期制の導入によって思っていたほど授業時間は増えなかったにせよ、それでも年20時間ほどの授業時間増に成功した学校もあります。しかしそのような学校でも、3学期制を復活させることもあるのです。
そうなると、「せっかく増えていた授業時間が減ってしまう」という問題点が出てきますが。そのような問題点への対応策として実施されているのが、「夏休みなどの長期休暇の短縮」「土曜授業の復活」などです。
かつて約40%の小中学校で2学期制を導入していた埼玉県久喜市の場合、2014年度から全校で3学期制を導入することにしました。こうした事例からもわかるように、ここ数年2学期制は減少傾向にあります。2009年度時点では約23%の公立中学校で導入されていた2学期制も、2013年度には約20%にまで減少しています。

保護者の間では3学期制を望む声が多いということもありますので、今後も2学期制の減少傾向は続いていくかもしれません。
 
 
まとめ
現在2学期制の学校に勤務している場合、今後3学期制の復活を経験する可能性もあります。もしそうなると、いろいろと苦労することもあるかもしれません。ただその変化に慣れてきたころには3学期制のメリットも感じられるようになるはずですから、変化による苦労にも焦らずに対応していくことが大切です。
 
【参考ページ】
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/special/CO007449/20140707-OYT8T50026.html
https://www.my-mind-home.com/?p=2578
 
 



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