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学級崩壊の原因とは何か   [2017-10-03]

授業中なのに子どもたちが席から立って好き放題やっている…。そんな学級崩壊は、めずらしいことではありません。教員をしている立場とすれば、「いつそれが自分の身に降りかかるのか」と不安になることもあるかもしれません。そんな学級崩壊の原因は、いったいどこにあるのでしょうか?
 
学級崩壊が増加傾向に?
 
平成29年度に新規採用された教員は、前年度に比べ格段に多くなりました。これにより教育現場には若い教員が増え、「学校の若返り」に成功したケースも出てきています。
ですが、若く経験のない教員がクラスの担任を務めることによって、「以前より学級崩壊が増えてしまうのではないか?」と指摘する声もあがっています。
 
 
学級崩壊の原因
 
学級崩壊の原因はひとつではないですが、やはり「教員の力量不足」は要因として挙げられるでしょう。クラス担任の経験が長く、教員としての知識や技術に長けていれば回避できていた学級崩壊も少なくないからです。
ですが、すべて教員の力量不足で片付けられる話ではありません。
 
例えば近年は昔と比べて晩婚化になっていますから、当然小学生の親御さんの平均年齢は上がっているはずです。そういった親御さんの中には、担任教員が10歳くらい年下というだけで「この人に任せて大丈夫なんだろうか」と感じてしまう人もいます。
 
学級崩壊が表面化したときに、そういった積もりに積もった保護者の不信感が爆発し、教員側と保護者側とで対立してしまうこともあります。それが事態の収束に影響し、もはや手を付けられないレベルの学級崩壊につながる可能性もあるのです。
 
 
保護者同士での協力も大切
 
我が子のクラスで学級崩壊が起きたとなれば、保護者として「先生は何をやっているのだろう?」と感じても無理はありません。ですが教員のせいにしてばかりいては、事態は解決へと向かいません。
学級崩壊が起きたときは、保護者同士で協力しあうことも大切です。
 
その協力を促すためにも、学級崩壊が起きている・起きていないに関わらず、日頃から保護者たちとの信頼関係を築けるよう努力していくことが重要になります。
 
 
まとめ
学級崩壊防止の鍵を握るのは保護者であるという風にもいわれています。ですがそれは、「教員としての力量は学級崩壊に無関係」ということではありません。やはり良い状態の学級というのは、子どもたちと教員との間に信頼関係があるものです。信頼関係を築くためにどうしたらいいのか?それを自分なりに考えたり著書などで知識を深めたりして、ひとつひとつ実践に移していってはいかがでしょうか。
 
【参考ページ】
http://president.jp/articles/-/21825
https://papimami.jp/59545

 



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