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クラス分けのルールと要望への対応   [2018-01-11]

子どもたちや先生にとって一大イベントとなるのが「クラス替え」です。子どもの頃には、クラス替えのたびにドキドキしたものですよね。このクラス替えは、だいたいあるルールに従って行なわれます。そのルールとは、いったい何なのでしょうか?
 
クラス間の差が出ないように
 
極端な例ですが、仮にあいうえお順でクラス分けをしてしまったら、とびきり勉強ができるクラスとそうでないクラスができたり、問題のある子どもばかりが集まるクラスができたりする可能性がありますよね。
 
そうなると成績の悪いクラスの子どもたちには劣等感が生まれ、問題児の多いクラスの先生の負担が大きくなってしまうなどの問題が出てくるかもしれません。
 
こういった問題を避けるために、クラス分けの際にはクラス間の差がなるべく出ないように配慮しながらクラス分けを行っていきます。
 
 
学力・リーダー・運動etc
 
まず、データ化された成績をもとに各クラスの平均点がだいたい同じになるように子どもたちを振り分けていきます。
 
そして、クラスでの決め事等を円滑に進めていくためには「リーダーシップのある子」を振り分けることも重要です。またスポーツ行事での成績に差が付きすぎないように、運動ができる子も振り分け対象になります。
 
その他、ピアノが弾ける子、問題を起こしがちな子なども振り分けられ、すべてがなるべく均等になるようにします。ちなみに、ピアノが弾ける子が偏らないようにするのは意外と大事です。中学校の合唱コンクールで使用されるような楽曲だと、ピアノを習っている子でないと弾けませんので、そういう子がいないクラスを作ってしまうと大変ですからね。
 
 
保護者からのお願いは受け入れられる?
 
保護者や子どもたちからの「○○さんと親友だから、一緒のクラスにしてほしい!」といったお願いをされることもあるでしょう。
 
そういった自分たちにとって都合の良いお願いは、学校側は基本的には受け入れていません。ただ、先生が「深刻である」と判断した場合はいじめ絡みでなくてもお願いが受け入れられる可能性があります。いじめ問題に関してはそれを学校側が把握していれば、その被害者と加害者を同じクラスにすることはありません。
 
また、いじめや不登校といった問題を抱えている子どもに対しては、担任の先生から子どもに対してクラス分けの際の希望について聞かれることもあるようです。
 
 
 
まとめ
このようにして、クラス替えは行なわれていきます。先生をしていればクラス替えにも直接関わることになりますし、上記のようなお願いをしてくる保護者や子どもが多ければその対応に戸惑うこともあるでしょう。ただ、クラス替えはもちろん先生ひとりでは行いませんので、そういった問題があったときはそれを先生方で共有し解決へとつなげていくことが大切になってきます。
 
 
【参考ページ】
http://getnews.jp/archives/1439545
http://jiji-chatch.com/archives/20781
 
 



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