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なぜダンスは必修化に?教員や生徒はどう感じている?   [2018-07-09]

2012年に中学校の保健体育でダンスが必修化となってから早6年。ここで改めてダンスを必修化とした理由や教員が抱える不安について考えてみましょう。
 
なぜダンスを必修化としたのか
 
ダンスを必修としたのは、生徒たちにダンスを上手くなってほしいからではありません。
 
同じテーマのダンスに皆で取り組むことで生徒同士のコミュニケーションがより深まったり、自己表現の楽しさに気づいたりといったことがねらいです。
 
 
ダンス必修化で学ばれている3つのダンス
 
ダンス必修化により、中学校の保健体育では以下の3つのダンスが学ばれています。
 
・創作ダンス
・フォークダンス
・現代的なリズムのダンス
 
ここで注目したいのが3番目の「現代的なリズムのダンス」です。ひとつだけ抽象的なネーミングですが、これは実は「ヒップホップダンス」のことを示しています。
 
教える側からすると「なぜヒップホップダンスなんだ?」と思う人も多いかもしれませんが、生徒たちにとってみれば創作ダンスやフォークダンスよりも馴染みのあるダンスといえそうです。
 
教える側は、やっぱり不安
 
もともとダンスをやってきた教員なら生徒たちにも自信を持ってダンスを教えることができるでしょうが、そんな教員は一握りです。
 
これまでほとんどダンス経験がなかった教員たちにとって、ダンス必修化はやはり不安が大きかったようで、2012年に行われたアンケートでは、男性教員の90%、女性教員の58%がダンスの指導に対して不安を感じていると答えていました。
女性教員よりも男性教員のほうがダンスの指導をより不安視していますが、いずれも半数以上が不安を抱えていました。
 
ダンス必修化から6年経った今ならアンケートの結果も大幅に変わっている可能性もあるでしょうが、それでも苦手意識の強い教員は少なくなさそうです。
 
 
人前で踊るのは恥ずかしい
 
ダンスに親しみがないと、人前で全力で踊るのは恥ずかしいと感じることもあります。
とくに日本では、その意識が強いのではないでしょうか。
 
こうした恥ずかしさは、教員側も生徒側もどちらも感じる可能性があるものです。また中にはダンスの授業が苦痛に感じる生徒もいますから、教える側としてはそうした生徒へのケアも考えていかなければなりません。
 
 
まとめ
人によっては今ひとつメリットを感じられないダンス必修化ですが、その一方で「ダンスの授業が嬉しい」と答える生徒もいます。2012年に行われたあるアンケートでは、70%以上の生徒がそう回答しているほどです。ダンス必修化は、生徒たちからは意外にも好評なのかもしれません。
 
【参考ページ】
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/jyujitsu/1330882.htm
https://studysapuri.jp/course/junior/parents/kyoiku/article-63.html
http://benesse.jp/kyouiku/201207/20120705-4.html
 



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