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子どもでも紫外線対策は当たり前な昨今、プール授業はどう変わる?   [2018-09-06]

昔とは違い、「子どもは真っ黒に日焼けしたほうが健康的で良い」という意識を持つ保護者の方は少なくなっています。このため学校のプール授業では日焼け止めやラッシュガードを使うケースも増えていますが、中にはそれらを学校側が禁止することもあるようです。
 

日焼け止めでプールの水が汚れる?
 
日焼けをしたくない女性を中心に当たり前のように使われている日焼け止め。特に美意識の高い方だと、自宅にいるときでも年中日焼け止めを使っています。
 
日焼け止めを効果的に使えば、日焼けの防止、あるいは日焼けの程度を少なくすることができます。
 
このため学校のプール授業でも子どもに日焼け止めを使わせたいという保護者の方もいらっしゃいますが、中には「日焼け止めでプールの水が汚れる」からという理由でその使用を禁止している学校もあります。
 
 
実際には日焼け止めでプールの水は汚れない?
 
プールでの日焼け止めの使用を禁じているのは、実は学校だけではありません。公営のプールでも日焼け止めの使用が禁じられていたり、民間のプールでも、プールに入る前には日焼け止めをシャワーで落とすようにルールを決めていたりすることがあります。
 
日本学校保健会としてはプールに入るすべての人が日焼け止めを使用することを認めるとプールの水が汚れる要因となる、と考えているため、学校側としてもこれを根拠にしてプールでの日焼け止めを禁じているようです。
 
とはいえ、ある実験では日焼け止めによるプールの水質汚染は認められないという結果も出ています。
 
しかしながら、プールのろ過装置を製造している企業側としては、日焼け止めの粒子によってろ過装置のフィルターの劣化が招かれるおそれはあるとのことです。
 
 
ラッシュガードの使用が禁止されるケースも
 
日焼け止めの使用が禁止されている公営のプール等でも、ラッシュガードの使用はまず禁止されていないでしょう。
 
一方学校では、特別な事情がない限りラッシュガードの使用は認められないというケースもあります。
 
仮に日焼け止めとラッシュガードの両方が禁止となると、紫外線対策に熱心な保護者としてはプール授業が悩ましい存在となってしまいます。
 
また、そうした保護者からの「なぜ禁止なのか?」という問いに答える教員の負担増も懸念されます。
 
両方が納得のいく形になるようルールを変更していくことが望ましいといえますが、今後はどのように変化していくのでしょうか。
 
まとめ
昔とは大きく変わった紫外線対策への意識。子どもにとって過剰な紫外線対策はかえって良くないという指摘もありますが、子どもの将来の肌のことを考えると適度な紫外線対策を行ってあげたいというのが親の心です。その気持ちを汲み取りながら、保護者との付き合い方も考えていきたいですね。
 
【参考ページ】
http://www.news24.jp/articles/2016/07/29/07336619.html
http://mamastar.jp/bbs/comment.do?topicId=3057334&sort=1
 



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