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学校で児童虐待は見抜ける?気にするべきポイント   [2019-03-04]

児童虐待は連日ニュースにも取り上げられ、耳にする機会も増えている言葉です。
虐待には「身体的虐待」「心理的虐待」「性的虐待」「ネグレクト」の4種類あります。
見た目からは気付きにくいものもありますが、子どもにとって家庭以外の時間を最も長く過ごす学校は、比較的虐待に気付きやすい場所です。
今回は、学校で虐待を見抜くためのポイントについて紹介します。
 
1.体にあざがないか
身体的虐待を見抜く最も基本的なポイントは、体のあざです。
身体測定や体育の授業で、子どもたちにあざがないか見てみましょう。
制服登校の場合は、冬服から夏服に切り替わった瞬間に気が付きやすいです。
着替えるのを嫌がったり、度々体育を休んだりする子も注意が必要です。
 
2.服や体が清潔か
ネグレクトはいわゆる「育児放棄」で、食事の用意をしなかったり着替えを用意しなかったりします。
何日も同じ服を着ている様子がないか気にしてください。
特に私服通学の学校では、このポイントからネグレクトが判明することがあります。
また夏場は毎日お風呂に入らないと臭うためすぐに気付きますが、冬場は分かりにくいです。
爪や髪の状態も合わせて気にするようにしましょう。
 
3.提出物が守られているか
遠足の申し込みやPTAからのアンケートなど、保護者向けのプリントはきちんと目を通してもらえているでしょうか?
提出物の期限を過ぎることが多かったり、プリントをなくしてしまったりすることが多い保護者は注意が必要です。
ネグレクトが疑われる他、保護者自身がなにか問題を抱えていて子どものサポートまで手が回っていない場合もあります。
 
4.家族のことや休日の過ごし方について話すことを嫌がらないか
朝の会で休日の過ごし方について話したり、総合学習や学活の時間で家族について作文を書いたりする機会もあると思います。
このとき話せない、話したがらない、明らかな作り話をする、などの行動を取る子どもには注意する必要があります。
休日も両親が仕事に行っているなど、必ず虐待につながるわけではありませんが、なんらかの事情を抱えておりフォローやサポートが必要な場合もあります。
 
5.おわりに
以上、学校で虐待を見抜くポイントについて紹介しました。
子どもに虐待が疑われる場合は一人で悩まず、校長・教頭・養護教諭・前学年の担任など様々な人に相談するようにしましょう。
保護者へのアプローチは非常に注意が必要なので、一人で対応することはやめてください。
子どもたちが明るく元気に生活を送れるよう、学習面以外のフォローも忘れないようにしたいですね。
 



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