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いじめが判明したら?一人で抱え込む危険   [2019-08-02]

クラスでいじめが行われているのでは?児童からいじめの相談を受けたら?
日々の生活の中で、そのような不安に襲われることがあるかもしれません。いじめが疑わしかったり、実際にいじめの相談を受けたりしたらどうすればいいのでしょうか。今回はいじめへの対応法を紹介します。
 
 
1.被害者と加害者の話は別に聞く
基本的に、いじめの被害者と加害者の話は別で聞かなければなりません。さらに可能であれば、「傍観者」と呼ばれる、「いじめの加害者ではないけれどいじめの存在には気付いている」という児童からも客観的な話を聞く必要があります。重大ないじめであると判断した場合には、クラス一人ひとりからヒアリングを行ったりアンケートを集計したりすることもあります。
 
 
2.学年の先生、教頭や校長にも間に入ってもらう
いじめはクラスや学年をまたがって行われることもあります。いじめが判明したら一人で抱え込まず、学年の先生や教頭先生・校長先生に相談しましょう。また、生徒指導部の先生とも連携が必要です。クラスの問題と考えるのではなく、学校全体の問題として、教員全員で見守り、解決の方法を探る必要があります。
 
 
3.保護者への連絡は慎重に
いじめの被害者、加害者への連絡は特に慎重に行う必要があります。事実を確認するとともに、今後の対応方針や子どもへのフォロー、学校としての取り組みも説明しなければなりません。電話連絡ではなく、家に出向くのが良いでしょう。また、これも一人で出向くのではなく、校長先生や教頭先生などと同伴で行うのが理想です。事実を曲げず、誠実に向き合うようにしましょう。
 
 
4.被害者と加害者の両方に寄り添った対応を
いじめと聞くと最も気にしなければならないのは被害者へのフォローです。楽しい学校生活を取り戻せるように、また学校が安心して過ごせる場所であるように改善していかなければなりません。そして、被害者と同じように加害者へのフォローも大切です。「いじめをやめさせておわり」にしてしまうと、何かの拍子にまたいじめを始めたり、心の奥底に眠っているわだかまりを解決できなかったりします。いじめをしてはいけないことは大前提ですが、そうしてしまいたくなった理由やその裏に隠れた心理にも目を向けるようにしましょう。
 
 
5.おわりに
以上、いじめへの対応法を紹介しました。
自分のクラスで起こった出来事だからと一人で抱え込むのではなく、どんどん周りに相談するようにしましょう。学校全体で関わることで、いじめ解決を図ることができます。
 



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