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オンライン授業参観のメリットや注意すべき点は?   [2021-06-30]


新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、運動会や文化祭等の学校行事や学級懇談会といった催事の多くが中止となっており、授業参観も
 
例外ではありません。保護者が学校での子どもの様子を見る機会が激減しているという事実を受け、オンラインで授業参観を実施する学校も増えてきました。
 
今回は、オンライン授業参観のメリットと注意点について解説していきます。
 
1.オンライン授業参観とは?
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、小中学校ではオンライン授業参観を実施する学校が増えています。教室内にカメラを複数台設置し、オンライン会議ツールを使用して配信を行います。保護者はPCやスマートフォン、タブレット端末で視聴することができます。
 
2.オンライン授業参観のメリット
・場所を問わずに参加できる
オンライン授業参観のメリットは、場所を選ばずにどこでも参加できるということです。通常の授業参観は学校に直接赴き、参観後に懇親会等を行うことも多いため、仕事を休む必要がありました。しかしオンラインの場合、在宅や職場での休憩中等に約30~60分で参加できますし、途中退出も自由です。職場の了承を得る必要はあると思いますが、より多くの保護者の方が参加できるというメリットがあります。また、家族みんなで見ることができるのもメリットとして挙げられるでしょう。
 
・子どもたちの素に近い様子を見られる
通常の授業参観では、保護者が教室の後ろにずらりと並びます。子どもたちはいつもと違う状況に緊張したり落ち着かなかったり、普段のように授業を受けることは難しいものです。その点、オンライン授業参観ではカメラは設置してあるものの、より普段に近い様子を保護者に見てもらうことができるという点もメリットです。
 
 
3.オンライン授業参観で注意すべき点
・各家庭のインターネット環境に依存してしまう
オンライン授業参観は各家庭のインターネット環境によって参加できるかどうかが左右されます。回線のトラブルで視聴できない可能性もあるため、事前のテスト配信等の配慮が必要です。
 
・個人情報の問題
オンライン会議ツールを使用した配信は、多くの場合簡単に録画や録音ができてしまいます。オンライン授業参観を録画・撮影し、インターネット上に配信・配布等することがないよう、声かけをしましょう。
 
・保護者のITリテラシーにばらつきがある
オンライン会議ツールの使用方法がわからず、参加できなかったという保護者が多いのも事実です。参加の手順等は事前に必ず共有するようにしましょう。
 
・ICT環境やインターネット環境を整える必要がある
学校のインターネット回線を強化する等、配信をスムーズに行うための準備が必要です。また、教員にはカメラや機材を扱うスキルが必要になります。事前にシミュレーションを行うことで、改善点等を洗い出すことができます。
 
4.まとめ
普段から気軽に出入りするのが難しいイメージのある学校。子どもたちが普段学校でどのように授業を受けているか知る機会はただでさえ稀であるにもかかわらず、コロナ禍でさらに少なくなってしまいました。そんな状況でも、オンライン授業参観や公開授業に積極的取り組むことで、学校や教育をより身近に感じてもらうことができます。多くの学校にとって初の試みであるオンライン授業参観。実施後はアンケート等を行い、問題点を明らかにして改善することでより満足度の高い授業参観を行えるよう努める必要があるでしょう。
 
 



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